FIRE

【FIRE】脱・社畜人生、早期リタイアを決意

夫の自己紹介 FIRE

【FIRE:過去の人生の振り返りと現在 (0歳~現在2022年10月時点)】

FIREとは:

  • Financial Independence, Retire Earlyの略称(各頭文字をとってFIRE)
  • 「経済的自立」をして会社を「早期リタイア」をする考え方

社畜夫婦の夫です。

はじめましての方に向けて、私のFIRE決意に至るまでの経歴について書きました。

0歳-15歳 片田舎で生まれ育ち、良くも悪くも優等生

片田舎の父がサラリーマン、母がパートタイマーというごくごく平凡(どちらかというと貧乏)な家庭に生まれ育つ。

兄が優秀でよく両親から褒められていたので、自分も同じように褒められたい!その一心で勉強、運動を頑張る。

勉強の甲斐あり、晴れて進学校に合格。

18歳 受験に失敗。やさぐれていた思春期

進学校では特別勉強では目立つこともなかったが、思春期が到来し「遊び」を覚える。
それもあってか勉強に身が入らず、受験したすべての大学で不合格、浪人決定。

人生で初めて挫折を味わう。

19歳 浪人受験も失敗。東京の私立大学に滑り込み

浪人ではその「遊び」を封印し、勉強に勤しむも第一希望及びその他第一希望群には全て不合格となり、受けた中では一番レベルの低いとある東京の私立大学のみ合格。

2浪は許されていなかったため、その大学へ行くことを余儀なくされる。

21歳 典型的大学生活。バイト、飲み会、サークル、ゲーム。昼夜逆転生活

大学受験で浪人も含め失敗した時点で人生にやる気をなくし、遊びほうける。

いわゆる世間でいう一般的な、もとい、堕落しきった大学生活。単位も留年しないギリギリ
そのギリギリを攻めることをむしろ楽しんでいた。

22歳 本気で就活、なんとか外資系IT企業に入社。同期で後の妻に出会う

大学3年の冬から春に掛けて就活戦争が始まる。

就活は人生を決めると思い100%のパワーで臨む。昔から「やると決めたこと」は徹底的にやり、そうでないものはとことんサボる癖がある。

リーマンショック直後で、数字的には過去一番最低の就職率と言われていた年だった。ただ個人的には就職氷河期の世代の方が大変で、あの世代の人たちは本当に優秀だと思っている。

なんとか第一希望群の外資系IT企業に内定をもらい入社を決める。
理由はもちろん「外資系」=「給料がいい」と思ったからだが、実際は違った。笑

小さい頃はお金持ちでもなく、かといってすさまじく貧乏でもなく「お金」について考えもしなかったが、この就活のころから「お金」を意識しだしていた。

とは言っても給料がいい会社に絶対行きたい、というだけだった。

23歳 30歳で年収1000万円の野望を持ち、社畜サラリーマン人生始まる

入社してからは「30歳で年収1000万円」という目標を抱く。
そして毎日呪文のように唱えながら、仕事で成果を出せばそれは夢ではない!という確証のない願望を強く抱いた。

またその頃、ひと際社畜臭を醸し出し、社畜そのもののような顔をのぞかせていた女性(のちの妻)と出会う。

このときには既に彼女は疲れていた。

24歳 先輩から株、FXを教えてもらいハマる。当然爆死

長期間滞在していたある仕事現場で出会った取引先の人から株、FXを教えてもらう。
これが株等を含む「投資」と呼ばれるものとの出会いである。

正確な数字は覚えていないが、
当時は1ドル80円を切る超円高で日経平均株価も8000円程度であり、名だたる大企業が過去最悪の赤字を生み出していて、日本社会がどんよりとしていた真っ只中であった。

そんな中、丁半博打のように株・FXの売買を繰り返して何万円も儲かったり損したりと、何も考えずにまるでゲームのように遊んでいた。

そしてビギナーズラックによってかなり調子に乗っていた頃。

スワップポイントに目を付けて、

「これで生活できてしまうのでは?!」と安易に考えて南アフリカランドに一点張り。

結果は当然。

そんな安易な投機が成功するはずもなく、ある朝起きたらロスカット。。
80万円近く損した。。。

24歳の自分にとってはこの80万円は全てを無にする力があった。

そしてもう二度とFXはやらないと決意し、株も徐々に手仕舞いをしていった。

これにて私の株、FXの夢ははかなく消え去った。。

25歳 家賃がもったない。自宅用の1LDKマンションを購入

社畜生活も慣れたもので、毎日ブヒブヒ言いながらボスの指令を昼夜問わず頑張っていた。

この頃から割と評価はしてもらっていたものの、年収はほとんど上がらないし全く貯金できない。
こんなので本当に5年後に1000万円なんかいくのかなと、疑念を抱き始める。

その中でも特に家賃がもったいないと感じていた。

会社が外資系ということもあり福利厚生的なものはペラッペラ(もちろん全ての外資系がというわけでは無いが)だったので、色々と調べてみると買った方が得ではないかと思い、購入した。

株やFXでの失敗もあって、こういうものに手を出す時は徹底的に勉強して調べることが重要であると学んでいた。

そのため怖さは当然あったが、自分なりに弾いた計算と想定リスクをとことん調べた結果を総合的に勘案した結論が購入であり、そうと決まれば買うだけという具合であった。

当時まだまだ景気(株価や不動産投資市場)もよくなかったため、多方面から25歳で購入することにかなり驚かれたことを覚えている。

とにかく、良く分からないうちは手を出さない

勝てる・イケるという勝算を自分の頭と手で計算したうえで行動する。

後に不動産投資をすることになるが、
この自宅購入が初めて金融市場、不動産市場に生で触れた経験となった。

26歳 30歳で年収1000万円が不可能と気づき、社畜として現実を認識

この頃くらいから、社畜生活の未来に暗雲が立ちこみ始めた。

いよいよ本格的に「30歳で年収1000万円」も無理だと気付き始めたし、入社したころ目をキラキラさせてこの目標を掲げたことを恥じてさえいた。

逆に、

「自分は何者でもなく、社畜の先に希望もなく、ただ平凡なサラリーマンとしてこのまま生きていく」

という未来が見え始めた。

正確には既に見え始めていたけど、目を背けてただ目の前のことをただこなす日々を送っていた。

28歳 不動産投資とサイト運用に目覚め、一気に投資・副業急拡大

そんな社畜生活も5年を超え、仕事も今まで以上に激務と化していた。

目標も希望も失い、ひたすらプロジェクト遂行に注力し、9時から終電というルーティンを過ごした。
そして土日は平日のためにずっと寝ていた。

しかしある時ふと、このままでは嫌だ。
何かを変えたい、と唐突に思った。

なぜそう思ったのかは分からない。
ただ急にふつふつと何か目標が欲しくなった。

全てが受身な社畜生活とは違う、自分から何かを求め、それに時間とパワーを使いたいと思った。

その時、既に忘れていた「30歳で1000万円」を目標に何かできることはないのか、本当に達成できないのかチャレンジしてみようと思った。

そのとき考えたのは、

・何も会社からの給料で1000万円を達成する必要はない

・幸い度重なる残業で貯金はある、ただ時間がない

・どうやら不動産投資は不労所得になるらしい
 ※実際は不労所得ではない。毎日8時間労働する、といったものではない意味

・どうやらサイトというのは一旦作ってうまくいけば不労所得になるらしい
 ※実際は不労所得ではなくメンテナンス等が大変なのだが

ここまで読んで頂けた皆さまであればお察しの通り、「やると決めたらやる」タイプの自分は株やFXの反省も踏まえ、徹底的に不動産投資とサイト構築の勉強と調査を始めた。

週末には平日の仕事の疲れを跳ね除け、本屋で5冊から10冊程度の本を買いあさって読みまくった。
エクセルを使って色々な要素を書き出し、計算式を作り、シミュレーションを何度も繰り返した。

色々な問題や話したいことがあるが、それはまた別記事で話すとして、結果としてサイトを一気に200記事程作成し、東京にアパート1棟を購入した。

サイト:

肝心なのはそれがうまくいったかどうかであるが、サイトは閉鎖した
とは言っても一時期は10万円ほどの収益を毎月上げるほどにはなった。

ただ、、、非常にメンテナンスがめんどくさかった。。。。

もっとうまくやる方法、メンテナンスを楽しむ方法はあったと思うが、当時は特に何も考えずに思いつきで始めたため、結果として続かないものになってしまった。

不動産:

こちらは現在(2022年10月)も保有しており、非常に安定的に稼働してくれている。

不動産の「成功」を測るには結局出口次第(=いくらで売れるか)の部分もあるが、現時点では潤沢なキャッシュを提供してくれている。

そのため損益分岐点もだいぶ下がってきており、何かしらの予期せぬ事態が起こらない限りは「成功」するものと思う。

ちなみに、投資用不動産を購入する際に25歳で購入した自宅マンションは売った。

この自宅マンションが実はいわくつきの物件であり、色々と苦労した。。

詳しくはこちら↓。

30歳 2棟目を購入と転職を決意。大手日系製造業へ

さて、何度も出てきた「30歳で年収1000万円」だが、これはギリギリ達成できた

詳細は割愛するが、内訳は以下の通り。

  • 給与が750万円
  • 不動産の収益(家賃収入ではない)が約150万円強
  • サイトが100万円弱

ここでの達成感は忘れていない。
仕事以外で何かを達成しようとして、自分の頭で考えてそれを達成することは受験以来の経験で、その時は失敗している。

今回は成功だ

そして根拠はないが、次の目標を「35歳で年収1500万円」と定めた。

そうすると5年で500万円を増やす必要があり、

  • 本業の年収は残業で占めており、定期的な昇給は見込めない
     ⇒では転職して年収を上げよう
  • キャッシュフロー観点からは不動産はいい(レバレッジを掛けているため当たり前だが)
     ⇒ではもう一棟買おう
  • サイトはもう嫌だ
     時間を使うかつ興味のないことは続かないので、興味ある事にしよう
  • 株や投資信託が世間的には順調らしい
     ⇒では今度は色々調べてから参入してみよう

と考えた。

これまた「やると決めたらやる」タイプの自分は転職サイトに即登録。
そして現状の資金確認と目標を立てて、不動産をもう一棟買うお金を貯め始めた。

転職は無事に成功し、およそ200万円ほどアップした。
実はこれにはカラクリがあり、源泉徴収票上は700万円-750万円だが、そこには表れない福利厚生により結果として200万円ほどアップした。

ほどなくして興味のあった不動産の2棟目を購入。これにより一棟目と合わせてキャッシュフローが約300万円に増えた。

この時点で年収は約1250万円-1300万円になった計算である。

これであれば、会社の昇給昇格と+αの何かで達成できると確信した。

言い忘れていたが、このサイトは社畜「夫婦」である。
私もそれなりの社畜ではあるが、輪をかけて社畜生活を送っていた彼女を忘れてはいけない。
彼女の想像を絶する社畜生活は別の機会に紹介するとして、この年結婚をした。

33歳 ヨーロッパへの海外赴任の打診

一方この頃より、度重なる激務と二人の「想像できる社畜の将来、未来」に違和感を覚えていた。

私たちはDINKSで共働き世帯である。

妻も名の知れた企業に勤めており、このまま二人で65歳まで働けばそれまでの貯蓄、退職金、年金、投資収益もあるため、イージーゲームな人生だと思った。

会社の倒産リスクや病気リスクはあるが、そういったイレギュラーなことを抜かせば「人生あがった」と思っていた。

ただ逆を言えば、平日は朝と夜に一瞬顔を合わせるくらいで食事も一緒にできなければ、会話すらまともに出来ない、休日は平日のために何もせずに寝て終わる生活を定年まで耐えなければならない。

でもそれが当たり前だと思っていた。

そういう生活しか送ってことなかったし、二人にとってはそれが当たり前すぎて、他の夫婦はどうなんだろうとかも考える余裕すらなかった、、、、そう海外赴任をするまでは。

34歳 ヨーロッパで海外赴任生活スタート

この年、私の会社の都合でヨーロッパのとある国へ海外赴任することになった。

ありがたいことに妻の会社は配偶者の海外赴任に伴う休職制度があったので、それを使って帯同した。

休職することで妻のキャリアは一時ストップするが、彼女はむしろ嬉しそうだった。

それはそうだろう。笑

あんな社畜激務生活を一時休止できるという人生最高、最長のバケーションを手に入れたからだ。

そして始まった海外生活だが、慣れるまでは本当に苦労した。

妻共々英語は大の苦手
日々の仕事はもちろんのこと、あらゆる日常生活で英語を使うことを余儀なくされた。

一方で、初めて二人三脚で生活の立ち上げから夫婦での日常生活を送ることになった。

私たち夫婦には本当に新鮮な経験で、コロナ過で自宅勤務だったこともあり、日々の買い物から散歩、旅行と今まで夫婦らしい生活ができなかったことを取り戻すかのように、24時間ずっと何をやるにも一緒だった。

またこの頃から、人生においてお金を稼げるだけ稼いで老後で浪費することが本当に幸せなのだろうか、と二人でよく話すようになった。

仕事の大変さは別として、こちらでの夫婦での日常生活は幸せであると二人とも認識している。
一方で、日本にいた頃は幸せを感じていたかと言われれば、二人ともはっきりYesとは言えなかった。

この差はいったい何が生んでいて、日本に帰ったらどうすればあの地獄のような社畜激務生活を快適に過ごせるのだろうかと本気で考えてみようとなったのだ。

35歳 FIREを決意 <— 今ここ

海外に来てよく妻とYoutubeを見るようになっていた。

その中で妻がFIREに関する動画を見つけて、面白かったと話した。

その時は、

ふうーーん、儲けた人が余生を楽しく過ごすんでしょ、

くらいにしか思わずFIREが何を意味するのか正確に理解はしていなかった。

とはいえ、日本にいたころから投資やお金に関する情報は気になるところではあるため、私も2,3本見てみることにした。

これだ!

そう思った!

これが全ての悪の根源である「社畜夫婦=別々の養豚場で飼われていることで、自由で快適なまっとうな放牧生活がおくれない夫婦」を打ち壊してくれるものだと確信している。

夫より@社畜夫婦

コメント

  1. 狐狸 より:

    連続でコメント失礼します。
    社畜妻さんのストーリーも気になります!
    ぜひご紹介してください

    youtubeには社畜夫さんはご出演されないのでしょうか?
    出演可能でしたらぜひ声を聞いてみたいです

    • 社畜夫婦 社畜夫婦 より:

      コメントありがとうございます!(^^)/
      社畜妻のことにもご興味を持ってくださって嬉しいです😢❤️
      大したストーリーが無いので載せることを躊躇っていたのですが(笑)、、
      そうおっしゃって頂けるのであれば、お時間は少し頂くかもしれませんが書いてみようかと思います😊
      社畜妻より

      • 社畜夫婦 社畜夫婦 より:

        狐狸さん、
        追伸です!
        社畜夫は、そのうち出演するかも・・?!的なことは考えているので、乞うご期待という事でお願いします😊笑
        社畜妻より

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