こんにちは、夫婦でFIREを目指している現役サラリーマンの夫@社畜夫婦です。
私のこれまでの経歴は、こちらの自己紹介記事をご覧下さい。
また、なぜ社畜サラリーマンがFIREを目指すのか、そのメリットについてもお話していますので、合わせて記事をご覧ください。
皆さんは、FIREを目指してみたいと思ったけど、どうすればよいのか?いくら必要なのか??ということが気になりますよね。
今回は、皆さんと一緒にFIRE達成を目指している私がFIRE達成方法についてご紹介します。
この記事を読めば、
・FIREに必要な金額(計算方法)
・FIREを目指すための手順、考え方
が分かります。
ぜひ本記事を読んで、FIRE達成までの計画を立ててみましょう!
FIREにはいくら必要?
年間支出の25倍の資産が必要
よく言われているのは、FIRE達成のためには「年間支出の25倍の資産が必要」ということです。
例えば、
年間の生活費が300万円(月額25万円)であれば、7,500万円の資産を作れたらFIRE出来る
という事です。
年間支出が400万円であれば、FIREするにはちょうど1億円の資産が必要というわけです。
この25倍の資産が必要、という条件の根拠となっているのが「4%ルール」というものです。
4%ルールで生活する
この「4%ルール」は、1998年に米トリニティ大学によって発表された資産運用に関する研究です。
その内容としては、毎年資産運用額の4%未満を生活費として切り崩せば、30年以上が経過しても資産が無くなる確率は限りなく低い、というものです。
この4%ルールは、アメリカの一般的な株価の成長率(7%)からインフレ率(3%)を差し引いた数字で、意味するところは、生活水準を一定に保って投資による利益範囲内の生活を続ければ、半永久的に資産が減ることなく生きていけるというものです。
ただ株価の成長率もインフレ率も、これから先の時代、日本で暮らしていく上ではそのまま当てはまるわけでは無いので、4%ルールを当てにしすぎるのも危険だと考えます。
ですが、投資利益の範囲内で生活を続ける、という考え方はFIREするうえでは大切です。
また間違えやすいのは、FIRE達成した時点の資産金額の4%であって、毎年の資産金額(その時点での時価)の4%ではない、という点です。
どうやって達成するの?FIRE達成までの道のり
このようなステップでFIREを目指すことが一般的です。
- 年間支出を把握(+支出の調整)
- 目標資産額を決める
- 資産形成して目標金額を目指す
私たち社畜夫婦も大枠この通りFIREを目指そうと考えています。
年間支出を把握(+支出の調整)
現状支出に対して4%ルール等を使って目標資産額を算出したら、恐らく多くの人がFIREを諦めるような金額になると思います。笑
まずは現状の支出把握をすることが先決ですが、かなりの確率で削減方向で支出額の調整を余儀なくされると思います。
支出を減らせば、その分必要な資産額が少なくなる&資産形成に回せるお金が増えるのでFIREまでの期間短縮につながる、と一石二鳥です。
資産形成もさることながら、この支出を減らすことが一番FIREを目指すうえで大切なことなのです。
「減らす」というとマイナスのイメージですが、「我慢」しない事は重要です。
「我慢」を伴う節約生活はFIREの意味が無いと考えていますので、あくまで生活の満足度を下げない金額を探し当てる行為を意図しています。
今ある支出から削る思考ではなく、ゼロから支出を積み上げるイメージで支出を見直すことが、結果的には支出を削減する最短ルートです。
なぜ「支出の見直し」が大切なのか、私たち社畜夫婦の支出見直しの実例については、こちらで公開しています。合わせてご覧ください。
とはいえまずは、毎月どのくらい何に使っているのか、或いは毎月じゃなくて年に1回のイベントにどのくらい使っているのかを把握することから始めましょう。
目標資産額を決める
どんな資産形成をするかにもよりますが、手始めの目安としては4%ルールを使って支出を元に計算してみましょう。
私たちの場合は既に不動産収入がありますので、それによって毎月得られるキャッシュがある程度見えています。
そして残りの部分を株などの配当金・分配金から得る想定で、必要な金融資産額を算出しました。
その際には、毎年の想定利回りを4%として計算しました。
この利回りは、一般的にいわれている4%ルールとは関係なく、想定がたまたま4%という数字だっただけです。
なお私たち社畜夫婦はフルFIREを目指していますので、副業収入等は考慮に入れていません。
普段の生活にプラスして贅沢したくなったら、その分を副業やアルバイトでもして都度稼ぐ、という考え方です。
このように、FIRE生活の支出を何の収入源で賄うかによって目標資産を算出するのが良いでしょう。
サイドFIREを目指す方は定期的に労働収入を得る前提になるので、必要資産額は少なくて済みますね。
また4%ルールにもあるように、FIRE時の資産額が減らない生活というのがコンセプトですが、死ぬまで一生その資産を減らさないというわけではありません。
死ぬまでに資産をある程度使っていく、残りの人生で資産を使いきれるようにすることも計算に入れる必要があります。65歳、70歳からは年金もありますしね。
資産を増やすことが目的になってしまわないように気を付けましょう。
資産形成して目標金額を目指す
あとはどのような手段で目標金額まで貯めるかですが、日本へ帰国したら私たちもインデックス投資を始めようと思っています。あとは高配当株も追加購入していく考えです。
私たちのポートフォリオ戦略はまた別の記事でお話しますが、やはり資産形成ではインデックス投資が王道でしょう。
専門知識不要で投資初心者のサラリーマンでも始めやすく、手続きが簡単&手数料が安いネット証券も多いですし、iDeCoやNISAなどの税制優遇もあります。
加えて私はサラリーマンの方にこそ、不動産投資をお勧めしたいです。
私はアパートを2棟持っています。
インデックス投資よりは勉強が必要ですし、元手も必要ですが、サラリーマンのうちであれば銀行融資も受けやすいうえに、何より成功すれば手堅い投資の割に利回りが良いです。
(レバレッジをきかせてるので当然ですが)
不動産で得た収益をインデックス投資に投入すれば、更にFIRE達成までのスピードを加速させられます。
不動産投資に関しては、また別記事でお話しします。
おまけ:夫婦というFIREの加速ブースト
主には資産形成してFIRE金額を貯めていくことになりますが、王道である「インデックス投資一本」では、期間はどうしても必要になってきます。
私たちは共働き夫婦なので、ざっくり現状では、私の手取り給与で生活費全てを賄い、同額程度の妻の手取り給与は全て貯蓄に回すことが出来ています。
その貯蓄の中から、高配当株を買ったり、現金として銀行口座に据え置いたりしてきました。なお、不動産の返済は全て不動産収入で賄えており、そのうえで収益も出せています。
FIREを目指そうと考え始めて色々計算する中で、やはり一人よりも二人でFIREを目指すことのメリットは大きいと何度も実感しました。
夫婦でFIREを目指すことは、かなりの加速ブーストです。
一人で目指す場合に加速させたければ、自分が動いて収入UP(本業収入UP or 副業で収入UP)して投資元手を増やしますが、もう一人居ればそれだけで更に収入UPになります。
なんていうのは当たり前の話なのですが、FIREを目指そうと色々考え始めると本当に実感するのです。
だから皆さん結婚しましょうという話では無くて(笑)、家庭を持つとやりがいも何も感じないけど、
「一生サラリーマンを続けよう」という、半分諦めのような覚悟する人が多いと思います。
ですがそうでは無く、むしろ脱サラするチャンスだと捉えてはどうでしょうか?というお話です。
まとめ
今回はFIREにいくら必要で、どうやって目指すのかについて、社畜夫婦のことも織り交ぜながらお話ししました。
ポイントは以下の通りです。
・資産形成をして年間支出の25年分の資産を用意してFIREする
・FIRE後は投資利益内で生活する(超える場合は、労働する=サイドFIRE)
・資産を蓄えるには、まずは支出を我慢しない範囲で削減して投資金を増やす
・死ぬまでに資産を使う事も考慮したFIRE資産を定める ※資産を増やすことを目的にしない
・資産形成はインデックス投資を王道に、サラリーマンには不動産投資もお勧め
また、最後にはおまけとして以下についてもお話ししました。
・「夫婦でFIRE」は加速ブースト剤、家庭を持っても脱サラを諦めない
より詳しい私たち社畜夫婦のFIRE達成方法はこちらの記事で紹介しています。
FIREした後の生活を思い浮かべながら、楽しみながら支出管理、資産形成出来たらいいですよね。
ご参考になれば幸いです。
夫@社畜夫婦
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